B社の実例

節目節目の適切な助言が成果に直結

B社とは平成16年10月以来、5年におよぶお付き合いです。

当社との出会いは、国家資格「中小企業診断士」の実務補習ということで、診断士の2次試験合格者とチームを組み、私が指導員という立場で、「総合経営診断」をやらせていただいたのがきっかけです。

我々が提言した「診断報告書」に経営トップが興味を示され、その中で提言した重点施策を実行するに当り、側面からの支援を依頼されました。

目標管理制度の導入、顧客満足経営の推進、営業社員・管理者の社員教育の強化を中心に重点施策を計画的に実施・支援してまいりました。

平成18年6月には、「第1次中期経営計画(3ヵ年計画)」を全社員が参画して立案・策定し、それまでの成り行き経営からの脱皮を図り、経営管理体制を強化しました。

計画は全社員のがんばりで全ての項目で目標値を上回り、大成功に終わりました。

平成21年6月には、「第2次中期経営計画」を前回以上に綿密に立案・策定し、新たな気持ちで各種施策を実行しているのが今の現状です。

定例化している月1回の営業会議は、非常に内容が濃い会議になってきており、全ての重要事項はこの会議で決定されています。

社内の風通しが非常に良く、全員が生き生きして仕事に励んでいます。

厳しい経営環境が続いていますが、社員教育徹底で“人財”が育っており、経営活動は計画通り非常に順調に推移しています。
 


〔当社への支援が成功したポイント〕

成り行き的経営から脱皮し、明確に3年後の自社の“あるべき姿”を明示した、「中期経営計画」の立案・策定を行ない、全社員がその計画に参画したことだと思われます。

また、月1回、営業社員全員と各部門のリーダークラスが参加する「営業会議」は、事前にテーマが設定され、各人が問題意識を持って会議に臨んでおり、非常に密度の濃い会議で、参加者からの意見の汲み上げがうまく機能していることです。

社内の風土が明るく、生き生きしており、各人が持てる力を100%発揮できる雰囲気が充満していることも、非常に重要な要素といえます。

最後に当然のことながら、当社との5年以上にわたる長いサポートをさせていただいている大きな要因は、A社の場合と同じく、経営トップの私に対する信頼が厚く、重要な経営判断は必ず私の考えを根底にすえて、経営活動を行なっておられることです。

当り前のことですが、私の方も微力ながら長年の経験を生かして全力を上げてサポートし、その支援が当社の成長に少なからず貢献しているからだと自負しています。